TOEIC 900点越えを目指すときにやっておくべき5つのこと

転職や会社の方針でTOEICの点数を上げなければならない状況に追い込まれる方も多いのではないでしょうか。会社によっては、TOEIC800点を超えないと減給、昇格できないというところもあるようですね。

私も29歳のときにようやく900点を超えることができました。私が教科書を使わず、楽しんでTOEICスコアで900点以上を取得するために行ってきた5つのステップがあるので、ご紹介します。

TOEICスコア900~990でできることの目安:自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解できる。英語を話す人達が行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解することができる(TOEIC公式サイト スコアの目安)。

はじめに:働きながらTOEIC900点を目指すなら、数年がかりのプランが必要

英語習得には時間がかかります。BBCの記事によると、会社で英語を使って標準的な事務仕事をできるようになるには1,765時間の学習が必要との調査結果もあるようです。

“Philida Schellekens, a language consultant, says that when she researched English language learning in Australia a decade ago the figure of 1,765 hours was used. That could mean four years of classes. It signifies the standard needed to do a clerical job in an office. (BBC News Magazine: How many hours does it take to be fluent in English?)”

1,765時間だと、1年間で行うには1日4.9時間学習しなければなりません。働きながらでは難しいので、3~5年はかかると覚悟しておきましょう。実際に私もTOEIC600点から900点に上げるのに、4年はかかりました。

1. 海外に住む(留学、インターンシップ)【英語に慣れる】

英語学習を続けるには、TOEIC以前にまず英語を好きになり、マスターしたいと強く想うことが大切です。もし海外に住んだことがない人がいたら、一度思い切って日本を出てみましょう。旅行ではなく、住むことで、英語を使わなければならないシチュエーションを作ります。目的は英語に慣れることなので、半年、1年行かなくても、1~2週間会社を休んで、というのでもありだと思います。

私自身も、大学二年生の夏休みにマルタ共和国へ1ヶ月の短期留学をしました。当初は、CAさんの”What would you like to drink?”すら聞き取れず、何も返せないくらい英語に対して怯えていたのですが、マルタで語学学校や寮のルームメイトに質問したり、自分の要望を伝えなければならない状況になり、半ば強制的に恐怖心を取り去ることができました。

同時に、フランス、イタリア、北欧、東欧、ロシアなどから来ているヨーロッパ系の学生と話すことで、いかに自分が国際情勢に疎かったか、これまで想像もしえなかった美しい景色が世界には多数あることを知り、以来、世界中を旅行したり、トレイニー(インターンシップ)として1年弱サンフランシスコで暮らしたり、ずっと英語学習に対してモチベーションを保っています。

★マルタ留学のススメ、アメリカインターンシップのススメについては、別記事にしたいと思います。

2. 海外ドラマを英字幕で見る【リスニング力強化】

インターンシップ参加のため渡米する前に、取り組んでいたのが、リスニング力強化です。言語習得は基本ものまねなので、「正しく聞いて→自分でリフレーズする」の繰り返しです。正しく聞き取れないことには会話は始まりません。

そこでおすすめなのが、海外ドラマを英字幕で見ることです。主要な動画配信サービス(Netflix, Hulu)では、字幕を英語に変えることができます。海外ドラマは面白く中毒性が高いので、いつの間にか日常生活でよく使われるフレーズがネイティブの発音で理解できるようになります。最初は、ペースが早くて大変かもしれませんが、一時停止して意味を調べたり、ということを続ければ必ずやリスニング能力向上につながります。

また、副産物として、アメリカ・イギリスの生活習慣を知ったり、ドラマによっては医療や法律・ロマンス・コメディに関する専門用語もなんとなく覚えることができたり、語彙が広がります。共通の話題にもなりますね。

3. 英語で文章を書く、英語の記事を読む【リーディング・ライティング力強化】

仕事で英語を使われているのでなければ、ほとんど英語を書いたりすることはないと思います。間違っていてもいいので、文章を英語で書くことを習慣づけましょう。

私の場合は、大昔の話で今は存在していないのですが、ブログを英語で書いていました。自分が表現したいことを英語化するために、Google Translateや英語文献などあらゆるソースを駆使していました。最初はとても時間がかかるのですが、自分で調べて書いていくので、文法・表現などが身についていき、書くことが徐々に苦でなくなっていきます。今もFacebookの投稿は英語でしていますし、仕事で海外の同僚とメールをすることもあります。

また、より良い英語文章を書くため、英語を読むことに対しても興味がわきます。ネイティブの表現を盗むため、英語のニュースサイトや本を読んだりするのも楽しいです。リスニング・スピーキングと違い、リーディング・ライティングは自分のペースでできるので、好きなテーマの海外ブログを定期的に読むなど、気楽に続けるのがいいかもしれませんね。

4. Language Exchangeをする、オンライン英会話クラスをとる【スピーキング力強化】

リスニング・リーディング・ライティングは自分ひとりでできるのですが、スピーキングは相手がいないと難しいです。語学学校に行けば手っ取り早いですが、お金もかかります。あまりお金をかけずに、英語を話す機会を作る方法を2つご紹介します。

1つめは、Language Exchangeです。日本語を学びたい英語ネイティブスピーカーと、英語を学びたい日本語ネイティブスピーカーがお互いに教えあう、というものです(他の言語の交換でも可)。オンラインでLanguage Exchangeパートナーを見つけるサイトもありますので、覗いてみてください。個人的には、同性・同年代の人で、学習意欲の高い人が、一番気兼ねなく続けられると思います。

2つめは、オンライン英会話です。近年では、フィリピン在住の先生とSkypeで30分ほどレッスンするスタイルが定着してきて、月々5000~7000円で毎日話すことができます。ほとんどの先生は優しく比較的おっとりしており、(人によりますが)発音もよく、レベルによってプログラムが選べるようになっており、心が折れることなく続けられます。直前に時間選択&変更できるので、忙しい方にもぴったりです。

5. 公式問題集を解く【TOEIC対策】

ここまで、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングとホリスティックに英語力を上げる方法を書いてきました。基本的な英語能力が高まったら、最後は、TOEIC対策です。基本的には試験なので、特定のパターンがあります。また、時間制限が厳しいので、準備なしでは時間不足になるか、充分に実力を発揮できません。

私自身も試験対策をする前は、同じ英語力で過去に何回かTOEICを受けたことがあるにも関わらず800点台でした。そこから900点台に上げるには、やはり試験に慣れてポイントをつかむことが大切です。

試験に慣れるには、「公式問題集」を解くのが近道です。パターンやスピードを把握するだけでも余裕が生まれますし、きちんと答えあわせをしていけば必要な語彙力もつきます。私も過去にTOEIC満点を取ったという方に同じアドバイスされて、何回分か公式問題を解きましたが、そのおかげでスムーズに試験を受けることができました。なお、TOEIC試験も進化しているので(リスニングにオーストラリアとかニュージーランドの発音も入っていて難しい・・・)、なるべく最新のものがよいです。

以上です。実践されたら是非感想をお聞かせください♪

 

まとめ:TOEIC 900点越えを目指すときにやっておくべき5つのこと

1. 海外に住む(留学、インターンシップ)【英語に慣れる】
2. 海外ドラマを英字幕で見る【リスニング力強化】
3. 英語で文章を書く、英語の記事を読む【リーディング・ライティング力強化】
4. Language Exchangeをする、オンライン英会話クラスをとる【スピーキング力強化】
5. 公式問題集を解く【TOEIC対策】

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