インターンシップ参加のためサンフランシスコに住んでいたとき、無料で通えるコミュニティ・カレッジで、ESL(English as a Second Language)の授業をとっていました。そのクラスで、発音向上のために行なったあるプログラムが楽しく効果があったため、ご紹介します。
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英語の歌を歌って発音上達
その方法とは、ズバリ英語の歌を歌うことです。ESL教師に向けた情報サイトでも、発音を教える方法のひとつとして書かれていました。
Surprisingly enough, singing can be a good way for your ESL students to practice their vowel pronunciation. Because singing requires a person to maintain vowel sounds over more than just a moment, it can give your students a chance to focus in on the target sound and adjust what sound she is making.
クラスでどんな歌を歌ったか覚えていないのですが、ベルギーでに英語を教えている先生が書かれていた記事で、強化したい発音別におすすめの歌が紹介されていたので、ご紹介します。まずは歌詞を読み、そのあとじっくり聞いてみて、是非1人カラオケに挑戦されてみてください。
子音と母音の発音
子音と母音の発音によって発音の良し悪しが分かれるわけではないですが、例えば、RやLなど特定の子音の違いは意識されるとよりネイティブに近づけるかもしれません。私自身もRとLの違いを発音できないために、相手に意図が伝わらなかったことが何回もありました。オンライン英会話の先生にも度々指摘されましたしね…。Tamara先生によれば、Bill Haley “Rock Around the Clock”がおススメとのこと。
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-edの発音
動詞につける過去形の-edは、動詞によって発音が異なります(/t/, /d/, /ɪd/)。この違いを学ぶためにTamara先生がおススメしているのが、George Jones “He Stopped Loving her Today”です。テンポがゆっくりしており、歌詞も悲しみや甘さがあり、ユニバーサルに使えるとのこと。
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-sの発音
単語の最後につく複数形や三人称を示すsも、場合によって発音が異なります(/s/, /z/, /ɪz/)。この違いを勉強するためにおススメな歌は、Lyle Lovette “She’s No Lady”だそうです。とても笑える面白い歌で、とくに男性の生徒は“She loves to tell me she hates the things I do”という歌詞を面白がるとのことですよ。Haha.
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アクセントの配分(Sentence Stress)
日本語では「文強勢」と呼ばれているSentence Stress。文章の中でどこを強調して、強くアクセントをつけて発音するか、というものです。強弱をつけて文章を話せると、よりネイティブっぽくなりますね。これを学習するのに勧められているのが、John Denver “Leaving on a Jet Plane”です。 強調しない部分はスピードアップしたり、重要な部分ではスローダウンしたり、少し難しいようですが、挑戦の価値はあるでしょう。
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単語同士のつながり(Linking)
単語と単語をつなげるように話すのは、慣れるまで難しいものです。例えば、”some more”で言えば、発音はサム・モアですが、ネイティブの発音では”samore(サモア)”と聞こえます。このつなげるように文章を話す練習におススメなのは、Eric Clapton “Tears in Heaven”だそうです。
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1日1回歌ってストレス発散&英語の発音上達を目指してみてはいかがでしょうか。ふと思い出して書いてみたのですが、私も今日から実践したいと思います。
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自分で練習実践してみて歌いやすく楽しい曲があったので、補足です。
Lの発音練習に適した曲
The Carpenters – Close To You 動画と歌詞
http://www.metrolyrics.com/close-to-you-lyrics-the-carpenters.html