いつかはお洒落して訪れたい憧れのパリオペラ座、ついに行って来ました!失敗含め経験から学んだことを基に、パリでオペラを100%楽しむ鑑賞方法をお伝えします♪なお、写真等は2014年に撮ったものです。
Contents
パリでのオペラ鑑賞【予約編】
パリのオペラ予約方法
パリでオペラを確実に見たければ予約をしましょう!安い席からすぐになくなってしまうので、早目が良いです。パリのオペラ座には2つあり、題目で選ぶだけでなく、会場で選んでも良いかもしれません。オペラ・ガルニエではあまりオペラの公演数は多くないですが、私の場合はせっかくなら!ということで、ガルニエにしました。
予約サイト
https://www.operadeparis.fr/en
パリ国立オペラ座のオフィシャルサイトからチケットの購入・発券までできます。マイページで予約確認もでき、バーコード付のチケットを印刷して持っていくと、そのまま入場できます。
パリのオペラ座(Opéra national de Paris)
ガルニエ宮(Palais Garnier)
オペラ・ガルニエは、パリ改造計画の一環としてシャルル・ガルニエの設計によって1875年に建設された劇場です。豪華絢爛なネオ・バロック様式の外観と内装で、オペラを鑑賞せずとも見学をする価値がある建築物。ミュージカルにもなっている有名小説『オペラ座の怪人』の舞台でもあり、シャガールが手がけた天井画も有名。一足踏み入れれば、その格式高い美しさに圧倒され、19世紀パリにタイムスリップできるような心地がします。見学ツアーもあるようです。
アクセス
Métro: Opéra, lines 3, 7 and 8, RER Auber
Bus: 21, 22, 27, 29, 42, 53, 66, 68, 81, 95
Car park: Place Vendôme (6 hour flat-rate for performances)
オペラ・バスティーユ(Opéra Bastille)
1989年に完成した劇場。最新技術が導入されており、演目も豊富です。純粋にオペラを楽しむならこちらでしょうか。
アクセス
Métro: Bastille, lines 1, 5 and 8,
RER: Gare de Lyon, Bus 20, 29, 65, 69, 76, 86, 87, 91
Car park: Opéra Bastille, 34 rue de Lyon (6 hour flat-rate for performances)
オペラ座(ガルニエ宮)の席と値段
席によって値段が変わります。このときは奮発してオーケストル席にしましたよ!(このときは1人€140)次はボックス席挑戦したいです。
- Amphithéâtre(アンフィテアートル) 階段桟敷
- Baignoire(ベニョワール) 1階ボックス席
- Balcon(バルコン) 正面バルコニー席
- Loges de côté(ロージュ・ドゥ・コテ) 両脇の席
- Loges de face(ロージュ・ドゥ・ファス) 階段桟敷
- Orchestre(オーケストル) 1階ボックス席
- Stalles(スタル) 両脇の席 舞台は見えません。
パリのオペラ鑑賞【事前準備編】
折角のパリオペラ。準備万端で鑑賞されることをお勧めします。私は準備せずに行ってしまい、後悔しました!とりあえず知っておくと便利な初心者向けのことをまとめました。
あらすじの把握
びっくりすることに!!オペラ・ガルニエの字幕スクリーンは仏語オンリーです!!(当たり前なんですかね!?)ウィーン国立歌劇場(Wiener StaatsOper)でオペラ鑑賞した際は、シートに英訳が表示されるモニターがあり、ストーリーを理解できたのですが、このときはよもや仏語のみとは知らず、???で終わりました。。歌声の美しさや、会場の雰囲気、パフォーマーの芸術性の高さに圧倒され、楽しめたことは楽しめたのですが、あらすじを予習しなかったことが悔やまれました。なので、事前にあらすじを把握されるとより楽しめると思います。
ちなみに、このとき鑑賞したのが、「Alcina(アルチーナ)」。日本ではあまりメジャーではないようですが、イタリア人R. Ariosto著の叙事詩「狂えるオルランド」に登場する魔女が題材で、作曲はヘンデル(1735年)。ヘンデルのオペラの中でも、魔法オペラの華やかな傑作だそうです。と後に知る・・・。
参考:アルチーナあらすじ
歌の予習
折角高いお金を払っていくわけですから!事前にオペラの歌を予習しておくと、生演奏の素晴らしさにどっぷり身をゆだねて楽しめます。曲を買うならこちら
オペラ用語
オペラ鑑賞後、感想を語り合うときに必要なのがオペラ用語!結構あります。「この前のマチネのアリア最高だったね!」とナチュラルに言えるようになりたいものです(笑)とりあえず覚えておきたいのがこちら。
- アリア:見どころとなる独唱曲のこと。主要登場人物が重要な場面で印象的に歌い、題名がつく歌も多い。例えば、蝶々夫人の「ある晴れた日に」などが有名。
- インテルメッツォ:幕と幕の間(後の幕の最初)にオーケストラだけで演奏される間奏曲のこと。幕の途中で小休止的に演奏されることもある。名曲も多い。
- アンサンブル:3重唱、4重唱など、同時に演奏すること。
- ソワレ:夜公演のこと。
- マチネ:昼公演のこと。
オペラの種類
- オペラ・セリア:神話や神聖な物語あるいは悲劇を台本にした古典的なオペラのこと。
- オペラ・ブッファ:イタリアで生まれた大衆的な興味を惹くオペラで、早口言葉でまくしたてる歌などで印象的なロッシーニなどが有名。
- オペラコミック:フランスで生まれた歌と台詞のオペラ。最初は茶番劇の代名詞だったが、必ずしも喜劇ではないオペラも書かれるようになった。
- オペレッタ:小粋な物語といった曲。レハールなど。
- オラトリオ:オペラの前身とされるキリストの生涯などを歌っている楽曲。バッハのキリスト誕生を描いた曲や、ヘンデルの有名なハレルヤコーラスの置かれたメサイヤなどの作品。
- バロックオペラ:バロック時代に残された作品で、当時の室内楽的な楽器と共に歌われる初期のオペラ。
- ヴェリズモオペラ:実際の事件などを題材に台本が書かれたオペラ。マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」などが有名。
パリでのオペラ鑑賞【オペラ座ガルニエ宮の見所編】
Julieさん(@madame.voyage)がシェアした投稿 – 外観
ネオ・バロック様式の装飾が存在感を放っています。外観だけでも見る価値はあります!
- 大階段
オペラ座に足を踏み入れてまず圧倒されるのが、大階段。オペラ座を代表するシーンで、上から見ても下から見ても圧巻です。 - 大休憩室
黄金の間と呼ばれるこのホールは、パリ社交界の応接間として機能するようデザインされたそう。天井には、「音楽」を描いたというパウル・ジャック・エメ・ボウドリーの天井画があり、なんとも豪華絢爛です。幕間の休憩中は混雑するようですので、開演前に訪れるのがお勧めです。公演時以外にも、見学ツアーがあるそうです。 - 観客席
シャガールの天井画と、重さ7トンのブロンズ&クリスタルのシャンデリア、馬蹄型の観客席・・・厳かで完璧な空間です。
しっかり準備して、パリオペラを100%楽しんできてください♪
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