アメリカで働く!J1ビザの取得方法解説

J1ビザとは、交流訪問者ビザとも呼ばれており、交流を目的として設けられているアメリカのビザです。H1などに比べて取得しやすいため、まずアメリカで働いてみたい、という方にはぴったりのビザです。

私も26歳のときにJ1ビザを取得して、アメリカでトレーニング・プログラム(インターンシップ)に参加しました。有給の仕事もありますし、留学よりお金はかかりません。少しでも海外で働いてみたいという希望がある方は、是非チャレンジされてみてください!

代表的なプログラム

J1ビザを取得すると、以下のようなプログラムに参加ができます。私はトレーニング・プログラムで、なるべく貯金を切り崩さずに済むよう、薄給ながら有給のものに絞って探していました。

  • インターンシップ:実習を受けることを目的に企業に就業します。
  • トレーニング:研修や技術の向上を目的として企業に就業します。専門性を活かせるなら有給のものもありです。
  • オペア:ホームステイしながらその家庭の子供の面倒を見ます。滞在費が無料になるほか、お小遣いをもらえます。

J1ビザ申請条件

オフィシャルサイトに掲載されている条件です。

  • 認可されたプログラム主催者から交流訪問者として受け入れおよび承認を得ていること。ビザ申請に必要な書類も、このプログラム主催者が行います。
  • 年齢制限は、ありません(今回調べて初めて分かったのですが、本当に年齢制限はないようですね。いくつになってもチャレンジできるアメリカの寛容さ、素晴らしいです。)
  • インターンシップ、トレーニングの場合は、大学や社会で身につけた能力や技術を活かせる業種・職種であること。
  • インターンシップの場合は、日本の大学(専門学校、短大含む)に在学中の学生で、最低2年間修了している人、または卒業して1年以内の方。トレーニング・プログラムの場合、日本の大学(専門学校、短大含む)を卒業後、1年以上の職務経歴がある人、または高校を卒業して5年以上の職務経歴がある方。

J1ビザの期間

基本的にインターンシップ・プログラムは最長で12ヶ月、トレーニング・プログラムは最長で18ヶ月です。プログラム内容によっては、短くすることもできます。私は帰国後結婚予定があったので、ひよって半年ちょっとという短い期間にしてしまいました。
長くアメリカに滞在したい方は、なるべく長くとって、後半でH1ビザに切り替えるための転職活動をされるといいかもしれません。

また、アメリカへの入国・滞在ですが、プログラム開始日の30日前から米国に入国することができ、プログラム終了後も30日間は滞在ができます。事前に家さがしをしたり、短期で語学学校に行っておくといいかもしれませんね。私は、プログラム終了後、3週間ほど日本からは遠~い南米旅行に行ってきました(帰りのアメリカ空港でESTAが切れていて、入国時に引っかかってしまいました。ESTAの有効期限は要注意です)。

ビザ取得方法(トレーニング・プログラムの場合)

  1. 認可されたプログラム主催者を探す
    以下から行きたい都市別にエージェントを検索できます。
    http://j1visa.state.gov/participants/how-to-apply/sponsor-search/?program=Trainee
    各組織の日本支社やパートナーを探せば、便利です。私は、サンフランシスコに行きたかったので、Intrax というエージェントの日本法人にお世話になっていました。費用を抑えたい場合は、いきなり英語力が求められますが、アメリカの会社と直接やりとりをすれば、仲介費用がかなり抑えられるようです。なお、エージェントではプログラム開始前にアメリカのワークマナーなどの簡単な研修をしてくれます(渡米後、Intraxオフィスで受けました)。
  2. 参加プログラムと受け入れ先企業を決める
    エージェントを通して、電話面接などを通して、受け入れ先企業を探します。本来は社員と同じ仕事をするべきではないのですが、実情は安い金額で社員並みの仕事を期待して募集している会社も多いようです。その場合は、過去の経験・スキルが合否の要になってきます。
  3. アメリカ大使館の面接の予約をする(エージェントの指示に沿って)
  4. 必要書類を準備する(エージェントの指示に沿って)
  5. エージェントへ必要な費用を払う
  6. アメリカ大使館へ面接に行く

トレーニング・プログラム参加にかかる費用

  • エージェント費用(ビザ申請代行など)
  • 往復航空券
  • アメリカでの生活費(家賃・食費・光熱費・交通費)
    ※貧乏生活月10万円で、そのうちの5万円を給料で賄っていたので、実質自己負担は月5万円くらいでした。

最初は未知のことだらけで不安でしたが、行って良かったです。是非この機会を活かして、楽しくスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか♪

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アメリカで働く!J1ビザの取得方法解説” への4件のフィードバック

  1. はじめまして‼
    私も有給インターンに参加したいと思ってるのですが、インターンの前にアメリカで語学学校に通ってから行きましたか⁇英会話力に自信がないので…

    1. こんにちは。返信が遅くなり申し訳ありません。私自身は仕事が始まる1ヶ月前からJ1ビザでアメリカに滞在できるので、早めに渡航して家探し・観光などしておりました。

      語学学校は行かなかったものの、実際働き始めて、語学学校に行っておけばよかったかなと思っています。職場で電話に出ても、どう答えればよいかわからなくて、無言のまま切ったりしたこともあったので(笑)なので一般的なビジネス英会話みたいなものを受ければ、スムーズに職場になじめるのではないかと思います。

      働き始めてから同僚に情報をもらって、無料のコミュニティーカレッジの英語クラスを受講しましたが、英語を話す機会が増えて良かったです(職場だと仕事中は作業で意外と話さなかったりするので)。コミュニティーカレッジ情報はこちらです→http://madame-voyage.com/2015/10/09/free-esl-class-in-sanfrancisco/

      参考になればよいのですが♪アメリカでのインターン、楽しんできてください!!

  2. 初めまして。楽しく拝見させて頂いております。
    現在30歳ですが、j1ビザ で、できればロサンゼルスで生活してみたいと考えていますが、充実した生活が送れるのか不安もあります。

    とんでもない職場だったらどうしよう、、など。勝手に考えておいて迷っているのではしょうがないですねヽ(;▽;)
    エージェントを通すと結構高額なのと、年齢で却下されないか心配ですが、自力では中々難しそうですのでエージェントにお願いする事になりそうです。
    突然のコメントで大変おこがましいのですが、何かご教示頂けましたら幸いです。

    1. こんにちは!返信が大変遅くなり申し訳ありません。気づけばもう12月でした。。

      30歳であればまったく問題ないと思います!実際に私が行ったときも30歳前後の方は多数いらっしゃいました。私もSkype面接のみだったのでどんな職場かわからず行きましたが、結果同僚にも恵まれ、とても良い経験になりました(もちろん会社にはどこの会社でもそうであるように悪い面もありましたよ 笑)。万が一会社がひどくても(?)、アメリカでは公私しっかり分ける人も多いですし、プライベートを充実させれば十分滞在の価値はあると思います。個人的にはやらないよりはやったほうがいいと思っている派なので、多少のトラブルはあまり気になりませんでしたが、やっぱり家を見つけたり、落ち着くまでは少し時間がかかりました。

      LAだと、https://odcinternational.com/か、http://www.getty.edu/about/opportunities/が米政府公認のエージェントのようですね。とりあえずエージェントに相談してみるのが手っ取り早いかと思います!仕事も、エージェントが斡旋&面接手続きしてくれるので、あまり心配なさらなくても良いかと思います。

      ゆかさんのアメリカ滞在が良いものにになりますよう!

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