欧州外資系企業で働いてみてわかったメリット・デメリット

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欧州外資系企業で働き始めて、5年ほどになります(現在2社目)。その前は日本企業で働いており、初めて外資系に就職したときは、「ああ~なんて働きやすいんだ!」と感動しました。特に欧州系は、米系と異なり、あまり目標管理が厳しくなく、比較的のびのび働けると思います。この記事では、外資系企業で働きたい方へ向けて、外資系で働くことのメリット・デメリットをまとめました。

※あくまで企業によると思いますので、傾向としてお考えください。

メリット

自分の仕事内容(ゴール)が明確

外資系企業では、必ず(!?)PositionごとにJob Descriptionというものがあります。JDには、責任範囲、ゴールなどが記載されています。これに沿って、年間でいくつか目標とKPIを立て、それの達成度合いを年度末に確認します(四半期/半年に1回中間面談をする場合もあり)。この結果が賞与や昇給に影響します。減給というのは相当会社の業績が悪いか、社会人マナーに反することをしない限り聞いたことがありません。(大した昇給もないですが)

これがあることにより、モチベーションが維持でき、さらに下記の2つが可能になります。

自由感(時間・仕事へのアプローチ)

要はゴールを達成すれば、何をしてもいい訳です。私の場合は、新設ポジションにぽっと入って、とりあえずこれやってくれ、と渡されるケースが多く、仕事へのアプローチは自由なことが多いです。人によるかと思いますが、自分のスタイルでやりたい方はやりがいにつながると思います。

また、働く時間も比較的ゆるいです。お昼休みに2時間いなくなっても文句を言う人はいません。PCも社外で使えるような設定がされているので、海外では在宅ワークも一般的です。日本では外資系といえど在宅はなかなか認められていないのが実態ですが。

日系企業では、朝もお昼休みも1分たりとも遅れると白い目で見られるため、遅れる場合は電話、5分前には着席が常識かと思いますが、そんな堅苦しいことはまったくありません。

あと、デスクもたいていキュービクルなので、広いしほっとしますよ(笑)

無駄な残業がない・休みをとりやすい

ライフワークバランスがとりやすいのが私的には最大のメリットです。まず残業がほとんどありません。仕事が詰まっているときは、「自主的に」(ここが大事)残業しますが、仕事が楽しいからやっているだけであって、物理的にあふれるような仕事が振ってくることはありません。なぜならば、自分の責任範囲が決まっており、自分で調整できるためです。

休みもとりやすく、有給を消化できなかったことはありません。一部欧州では夏休みを1ヶ月、クリスマス休暇を2週間とる場合もあり、休みはとりやすいです。さすがに日本人は滅多に長期休暇はとりませんが、とろうと思えばとれると思います。日本ではありえないのですが、欧州では、その結果仕事が後れることになっても、休みは絶対にとります。そのせいで、仕事が遅れてストレスになることもありますが、遅れることについてお咎めはありません。

以前日系企業で毎日定時に帰っていたところ、怒られたことがありました(今思えばブラック…)。「みんなこんなに遅くまで仕事しているのに(終電など)、どうして早く帰れるの?」と。!?!?意味不明ですよね。

派遣・一般職という概念がない

日系企業だと一回派遣で働いてしまうと正社員になりづらい風潮があると思います。最近はITベンチャーなどをはじめ、そんなこともないかと思いますが。かくいう私も、結婚して仕事辞めるのかなと漠然と思っていたところもあり、なんとなく正社員を辞めて一時派遣で働いていました。20代はアメリカに行ったり、いろいろな会社を見たくて結構転職も多かったと思います。

そんな私でも、これまでやってきた仕事内容で評価されて、正社員として登用されました。外資系企業で派遣として働いている方も、スキルを評価されて仕事を任せられていますし、おそらくお給料も日系よりは高いのではないかと思います。本人の希望があればそのまま正社員登用というケースも多い気がします。

デメリット

メリットをあげてみて、やっぱり日系企業で働くのは無理や~と思っていましたが、外資系企業で働くことのデメリットもあります。

上司が変わると世界が変わる

ポジションによると思いますが、チームで働くというよりスタンドプレーに近い形で働くことが多くなります。よって、レポートライン=上司との関係がダイレクトに日常の仕事のしやすさ、やりがい、評価につながります。

上司が自分の仕事内容を理解してくれ、評価をしてくれるならば、天国です。上司が変わり、仕事のやり方を押し付けてきたり、仕事を理解せず理不尽に厳しい目標を突きつけてきた場合は、逃げ場がなくなります。

人事部は存在しますが、基本は上司および予算を管理する事業部が人事権を持つことが多く、たとえパワハラを受けようと、たいてい人事部は解決することができません。なので、転職する人が続出します。

企業合併やトップマネジメントが変わった際に、固定費削減のためリストラが横行することもあります。よって、常にスキルを磨いて、結果を出し、転職できるよう備える必要があります。

政治力・語学力が昇進に影響する

上記のように人の入れ替わりが激しいのが特徴なので、どのような人に対しても、うまく自分の業績をアピール、説得できるプレゼン能力が重要になります。黙々とまじめに仕事をしていれば誰かが見てくれている、というのはなかなかないような気がします(同僚や周りの人が認めてくれたとしても、上層部からは評価されないパターン)。

また、語学(英語またはHQのある国の言語)ができないと、昇進が厳しくなります。業務によりますが、マネジャーレベルであれば確実にHQまたはRegional HQ (APACなど)へのレポート業務・会議が発生します。よほど期待される人でしたら会社のお金でレッスンを受けさせることがありますが、たいていは自助努力によって習得が推奨されます。

日本の発展に貢献しない

最近子供が産まれて思うことですが、外資系企業で働いていると日本経済の発展にはあまり貢献していないのかなぁと。子供が大きくなったときに、日本が経済的にも活気ある状況だったらいいのですが、このままでは将来暗し…。ものすごく微力ではありますが、日本企業で日本経済の発展に関わるような仕事のほうがいいのかな、なんて思うこともあります。

ま、私ごときがどうしようとなんら影響はないと思うのですが、一応。

子供には、海外でも働けるよう技術(・語学)を身につけてほしいなと思うこのごろです。

外資系企業に転職するには?

スキルを磨き、結果を数値化する(CVが重要)

基本Generalistというのは歓迎されません。自分の得意分野はこれで、このような仕事をして業務改善・業績向上に貢献してきた、という内容を明記し、結果を数字で見せる必要があります。

そのために重要なのが、CV(職務経歴書)です。これは、書き方がいろいろなサイトにありますので、ぐぐってみてください。

語学を身につける

特定の分野でずば抜けたスキルがある方を除き、長期的に外資系で働きたいのであれば語学力は重要です。特にビデオ会議やレポート作業、メールで使う機会があります。

外資系の転職エージェントを使う

2回とも外資系転職エージェントを使い、転職しました。希望を伝えると、それに合った会社を紹介・サポートしてくれます。エージェントの探し方ですが、LinkedInに登録しておくと、山ほど来ますよ!大手のほうが、面接まで行ける確立が高い気がしますが、小規模エージェントのほうが親身にアドバイスくださいます。

 

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