世界最大の新年カウントダウン!タイムズスクエアのボールドロップを見る方法

大晦日にニューヨークにいるなら、一度は体験してみたいこと・・・それは、タイムズスクエアのボールドロップです。ボールドロップとは、1904年から続いている年越しのカウントダウンイベントのことで、タイムズスクエアに設置されたボールが年越しカウントダウンに合わせて落ちてくる様子をみんなで祝うものです。ボールドロップを拝むには過酷な状況を乗り越えないと行けないので、ハードルは高いですが、一度は世界一の都市で、世界一有名なカウントダウンイベントに参加してみるのもいいかもしれません。

私は2010年の大晦日に参加しましたので、実体験を元に、注意事項やよくある質問(FAQ)をまとめてみました。

何時に、どこへ行けばボールドロップを見られる?

ボールドロップはタイムズスクエアにある、ワン・タイムズスクエアという高層ビルに設置されます。また、ステージは7th AvenueとBroadwayの交差点に設置されます。その辺りがベストスポットですが、前の方で見るには午前中から場所取りをする必要があります。

また、午後2時〜3時くらいには、ニューヨーク警察(NYPD)が6th Avenue, 8th Avenueの封鎖を始めます。バリケードは、43rd Streetから徐々に北上していき、そもそも7th Avenueに近づけなくなりますので、少なくとも午後2時には7th Avenueには向かいたいところです。

7th Avenueでは、ビューイングエリアが設定されており、前から詰めてそのエリア内で並びます。列は最長で59th Streetまで伸びるようですが、後方では遠すぎて直接は見られません。モニターが適所に配置されているようですので、気分は味わえると思います。早く行けばいくほどいい場所はとれますが、極寒の中で待つのは辛いですね。。

ボールドロップを待っている間、トイレに行ける?

トイレ問題、一番気にされることではないでしょうか!?答えは、ノーです。一度ロープで区切られたビューイングエリアに入ってしまうと、そこから出ると元の位置には戻れません。よって、なるべく近い場所で見たければ、トイレは我慢するしかありません。オムツを着用して臨む方もいらっしゃるようですが、私はそこまでプライドを捨てきれず、なんとか約11時間以上もトイレを我慢しました。

コツとしては、

  • 午前中から水分はとらない
  • 道路が封鎖される直前まで封鎖エリア外で過ごし、トイレに行っておく
  • カフェインやアルコールは利尿効果があるので避ける

でしょうか。

ボールドロップを待っている間、何をすればいい?

一時間に一度、前方のステージでなんらかのイベントがあります。全米のトップミュージシャンのライブも見られ、少しお得感があります。ですが、ライブは一瞬で、基本的には何もすることはありません。ライブの他にも、時差を利用した世界各地のニューイヤーカウントダウンなどもありますが、1時間のうちの数分なので、あと10時間もずっと立ち続けるの!?という絶望がちょいちょい襲ってきます。

諦めそうになりますが、タブレットなどを持ち込んでゲームをするなど、暇つぶしできる策を練っておきましょう。

一度ビューイングエリアから出たら戻れる?食事はどうする?

一度ビューイングエリアから出てしまうと、残念ながら、元のスポットには戻れません。ビューイングエリアはロープで区切られており、警官も見張っていますので、一度出ると、最後尾から並び直す羽目になります。世界中から観光客が押し寄せるイベントですので、列はあっという間に伸びて行きます。どうしても出ないと行けない状況に陥ったら、潔く諦めましょう。

食事についても、屋台などはないので、軽食は持参することをお勧めします。なお、ニューヨークでは公の場でお酒を飲むことは法律で禁じられていますので、アルコールの持ち込みは避けましょう。カウントダウン後にどさくさに紛れてお酒を飲んでいる方は結構いましたが。

ボールドロップを見るのに、何を持って行けばいい?

以下に持って行くものリストを作成しました。なお、大きな荷物を持っていると、入場拒否されることもあるようですので、なるべく最小限に抑えましょう。

  • 防寒着(水をはじくものが望ましい)
    その年によって天候や気温は異なるようですが、最悪の場合、-10℃+雪で諦める人が続出する年もあるようです。2010年は非常に穏やかな年で、気温も0℃以上あり、ラッキーでしたが、防寒はしっかりすることに越したことはありません。また、靴も防水のものにしましょう。
  • ホッカイロ(貼る用、手持ち用、足用)
    後半戦では足の指先が冷たく辛くなりましたので、足用を持って行くことをお勧めします。
  • 暇つぶしグッズ
    とにかく待つ時間が長いので、ゲームやタブレットを持参するといいでしょう。
  • 水と軽食
  • ニューイヤーグッズ
    せっかくのCelebrationですので、お祭り気分を盛り上げるグッズはあらかじめ買われておくといいかもしれません。年号入りのハットや、サングラスが定番で、きっと良い思い出になるでしょう。
  • (レジャーシート、コンパクトな折り畳み椅子)
    基本的には、座れないほど密集して並びますし、あまりかさばると持ち込むのが難しいと思いますが、一部の方はそういったグッズを持ち込んでいて、少しうらやましかったです。

帰りはどうする?

公共の交通機関が動いているか、あらかじめ確認をしておきましょう。私は歩いて帰れるところでアパートメントを短期レンタルしていたので、帰りを心配せずに過ごせました。また、暖かいものを食べられて、トイレも使えるレストランにあらかじめ目星を付けておくと、凍えた体で街を彷徨わなくていいので便利です。

苦労せずにボールドロップを見る方法はない?

2つ方法があります。近隣のレストランやホテルで見る方法と、スマホアプリを使ってライブビューイングする方法です。ボールドロップが見られるレストラン・ホテルについては、タイムズスクエアのオフィシャルサイトにリストが載っています。試したことはありませんが、おそらくもの凄く高いか、予約が困難なのではと思います。アプリのライブビューイングについても、こちらをご覧下さい。でも、せっかくなら、生で新年の興奮を味わいたいですよね!

個人的な感想としては、もっと「世界最大のニューイヤーパーティー」という感じに盛り上がるものだと思っていましたが、寒さに耐えに耐えて、その鬱憤で盛り上がる、という感じでした。おそらく二度と参加することはないと思いますが、参加して後悔はしていません。やはり、ボールが落ちてきて、花火があがり、紙吹雪がどっと舞った瞬間は、とても感動しました。いい思い出です。

2016年のボールドロップを見に行かれる方は、防寒などに注意して、是非楽しんできてください♩

 

 

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